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成層圏フライト

昨日から、1ヶ月間の予定で、某研究所にて研究してます。
偶然なんですが、日食と同時に離陸する飛行機を予約してました。
最大食分の頃に上空に上がり、雲の上から金環日食を観察・・・のハズでしたが、
…結果的には、日食臨時便の影響で離陸がかなり遅れ、
上空に行った時には、太陽は太めの三日月みたいになってました(苦笑)。

ただ、機長さんが良い方で、
「羽田空港が混雑していて着陸まで時間がかかりそうなので、
途中、出来る限り高度を上げて、左右どちらのお座席からも日食が楽しめるようにしてみますね」
ということで、とても素敵なフライトをプレゼントしてくれました。

上空に上がってから、機長さんから再度シートベルトをしっかりしめるようにとのアナウンスが。
ぐっとシートベルトを締め直すと、機体はどんどん上昇し・・・。

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なんだか、空の色がいつもより濃いような…、って思ってたら

成層圏フライト_e0166363_2144818.jpg

空がどんどん紺色に変化していきます。

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地球が丸いのが分かるんです!!!
機体を傾けて旋回していると、まるで宇宙に来てしまったような気分に。

成層圏フライト_e0166363_2183463.jpg

あまりの美しさに、気がついたら涙が出てました。
飛行機に乗って、こんなに感動したのは初めてでした。

ちなみに、乗った飛行機はソラシドエアー(SNA。九州方面を中心に運行)。

CAさんに聞いたら、高度4万1千フィート( 約12,500キロメートル)まで上昇していたそうです。
後で調べたら、酸素マスクなしで可能な最高飛行高度だったそうです。
そして、高度4万1千フィートは、既に成層圏で、
「成層圏フライト」と言うそうです。
(亜宇宙って言ったりもするようです。
 本当に「宇宙空間の端っこに来た!」って感覚でした!)

成層圏で、紺色の空に浮かぶ日食(半月ならぬ半太陽)を見られるなんて!!!!
機長さんに、心からありがとうって伝えたいです。

# by charlieee | 2012-05-22 21:17 | 楽しく過ごそう!

1年

1年、である。

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# by charlieee | 2012-03-11 15:03

ターニングポイント?

山口出張から戻って参りました。
最近、他研究所の調査に混ぜてもらう機会がちょこちょこあり、
今回もミックス調査だったのですが、、、楽しかったので、あまり疲れを感じずw。

こういう機会が増えて、考えるのは、将来の方向性。
今後、どういう研究をしていくか、ということである。

私の考えはシンプルで、
農業や農村が元気になる方法を明らかにして、
それをできるだけ多くの人に知ってもらって、
できれば、それを実践してもらって、元気になってもらいたい。
クサイかもしれないけど、割と真剣に考えている。

私は、「すんごく大変な状況や、どん底な状態が、飛躍の条件」くらいに考えていて、
かなりの確率で、実際に、そうだと思う。
成功事例のほとんどが、まさにそうだから。
農業・農村でもそうだし、人レベルでもそう。
感覚的、経験的には分かってるんだけど、そういうことも、科学的に証明してみたい。
(そしたら、勇気づけられる人がいっぱいいるじゃん?
ちなみに、フランスは、「農産物を使ってどん底からよみがえった村」について調査している。)

じゃあ、そのためにはどうすればいいか、である。

…ということを考えていたら、突然、国内留学のお誘いの話が降ってわいてきた!
留学といっても、ごく短期間なのであるが。
「考えといて」といわれたけど、「行かせてください!」と即答。
といっても、実際に行けるかどうか分からないのだが。

さくっと話がきて、さくっと返事をしてしまったが、
結構、今後の研究人生のものすっごく大きなターニングポイントであるような気もする。
がんばるぞ〜〜〜〜!!!

# by charlieee | 2011-12-12 22:25 | 研究日記

フランス調査;去年、ゼロからスタートして…

フランスでの調査。

お恥ずかしながら、やりたいとは思いつつ、3年間もアイディアを寝かしたままだった。

フランス語を学んだこともないし、一言もしゃべれないし、
調査をしようにも、どこに、どう、コンタクトをとればいいのかも分からない。
そこが、スタートだった。

さて、やるか、、、と、3年の沈黙を破り(?)取り組み始めたとたん、
あらゆることが、するするするっと動き出した。
かなりあっさりと、研究費を取ることができた。
あっさりと通訳さんが見つかり、その人がかなり優秀で、その人のおかげで、
現地の様々な方から協力をいただけることになった。
いざ、調査に行ったら、次々といろいろなことがうまく回り、どんどん人の輪が広がった。
地元新聞(県の新聞)に取材されたり、村長さんの協力まで得られたり。
今年は、その村を調査するために、あんなに苦戦した科研費なのに、あっさり取れた。
村では、「観光客プライス」ではなく「お友達プライス」扱いで、
今や、村のネットワークの一部に組み込まれていると言っても言い過ぎではないと思う。

面白いのは、それだけではない。

私がその村の調査をしていると、
不思議と、通訳さんの人的ネットワークも広がって行くのである。
通訳さん(日本人)は、フランス人のかっこいい旦那様と結婚されて、
20年以上フランスに住んでいらっしゃるが、エトランジェ(よそもの)ということで、
自分の住んでいる町でも、なかなか完全には打ち解けるには至っていなかったとのこと。
しかし、村の調査をしているときに、なぜか通訳さんの住んでいる町の人たちに大勢出会い、
彼女も、多くの友人を作ったのだ。

他にも…

村の新規就農者の方は、販路が広がらず悩んでいたのだけれど、
私が過去にやった研究成果について説明し、販路拡大についてアドバイスした結果、
今年の彼らはとてもにこやかに「生活のめどがついたよv」と言ってくれた。

クリタマバチという虫害に悩んでいた普及員さんに、
たまたま、自分の研究所の研究成果を英語で紹介していたパンフレットをプレゼントしたら
その虫害を解決する方法が見つかった。

私が泊まったホテルは、「バックパッカーが選ぶゴキゲンなホテル2011」に選ばれ、
お客さんが殺到し、嬉しい悲鳴をあげていた。

完全にゼロから始まったフランス調査。
ものごとがトントン拍子に進展して、
関わった人みんなが、どんどん幸せになっていく♪
とても、不思議で、面白い。

# by charlieee | 2011-12-06 23:09 | 研究日記

じゅゔえてゅでぃぇえんふあんす

去年、今年と予算をゲットしてフランスへ調査に行き、来年も行く予定なのですが… 
ホントに、フランスの農業・農村・それに関わる人って興味深い!!!

今は、フランスの(日本で言う)6次産業化的な取り組みや、
(日本で言う)農商工連携的な取り組みを調査しているのだけど、
そこから派生して、
ろかぼー(地産地消)の取り組みとか、
あぐりかるてゅーびおろじく(有機農産物)の取り組みとか、
あうとでぃゔぁん(ワイン街道)の取り組みとか、、、
取り組み自体も、人のつながりも、本当に面白い。
(耳フランス語なので、つづり書けませぬ)

フランスで友達や知り合いも結構できたし、
1週間とか10日間だけじゃなく、
半年とか、1年とか、2年とか、ある程度まとまった期間、
フランスで研究してみたいな、、、とか、考えてる。
(私の「考えてる」は、「実行してやる」に近いんだけどね(笑))

職場の留学制度を使うには、TOEICで一定以上の点を取ればいいみたい。
業績数は、ぜんぜん問題ないしね。
あとは、フランス語を最低限分かるようになりたいなー。

ワクワクしてきた☆

# by charlieee | 2011-12-05 22:39 | 夢は持ったモン勝ち!