フランス調査;去年、ゼロからスタートして…

フランスでの調査。

お恥ずかしながら、やりたいとは思いつつ、3年間もアイディアを寝かしたままだった。

フランス語を学んだこともないし、一言もしゃべれないし、
調査をしようにも、どこに、どう、コンタクトをとればいいのかも分からない。
そこが、スタートだった。

さて、やるか、、、と、3年の沈黙を破り(?)取り組み始めたとたん、
あらゆることが、するするするっと動き出した。
かなりあっさりと、研究費を取ることができた。
あっさりと通訳さんが見つかり、その人がかなり優秀で、その人のおかげで、
現地の様々な方から協力をいただけることになった。
いざ、調査に行ったら、次々といろいろなことがうまく回り、どんどん人の輪が広がった。
地元新聞(県の新聞)に取材されたり、村長さんの協力まで得られたり。
今年は、その村を調査するために、あんなに苦戦した科研費なのに、あっさり取れた。
村では、「観光客プライス」ではなく「お友達プライス」扱いで、
今や、村のネットワークの一部に組み込まれていると言っても言い過ぎではないと思う。

面白いのは、それだけではない。

私がその村の調査をしていると、
不思議と、通訳さんの人的ネットワークも広がって行くのである。
通訳さん(日本人)は、フランス人のかっこいい旦那様と結婚されて、
20年以上フランスに住んでいらっしゃるが、エトランジェ(よそもの)ということで、
自分の住んでいる町でも、なかなか完全には打ち解けるには至っていなかったとのこと。
しかし、村の調査をしているときに、なぜか通訳さんの住んでいる町の人たちに大勢出会い、
彼女も、多くの友人を作ったのだ。

他にも…

村の新規就農者の方は、販路が広がらず悩んでいたのだけれど、
私が過去にやった研究成果について説明し、販路拡大についてアドバイスした結果、
今年の彼らはとてもにこやかに「生活のめどがついたよv」と言ってくれた。

クリタマバチという虫害に悩んでいた普及員さんに、
たまたま、自分の研究所の研究成果を英語で紹介していたパンフレットをプレゼントしたら
その虫害を解決する方法が見つかった。

私が泊まったホテルは、「バックパッカーが選ぶゴキゲンなホテル2011」に選ばれ、
お客さんが殺到し、嬉しい悲鳴をあげていた。

完全にゼロから始まったフランス調査。
ものごとがトントン拍子に進展して、
関わった人みんなが、どんどん幸せになっていく♪
とても、不思議で、面白い。
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by charlieee | 2011-12-06 23:09 | 研究日記